ポベトキン、ステイバーン、暫定王座決定戦へ2017年ワイルダーと王座統一戦か?!

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 WBC(世界ボクシング評議会)は現地時間17日、薬物検査で禁止薬物メルドニウムの陽性反応が検出され、処分が保留となっていたアレクサンデル・ポベトキン(ロシア)に対し処分を課さないことを発表。併せて、同級ランキング1位のアレクサンデル・ポベトキン、同級ランキング2位のバーメイン・ステイバーン(カナダ)に対し、暫定王座決定戦を行うよう指令した。

 この暫定王座は、WBC世界ヘビー級王者・デオンテイ・ワイルダー(米)が怪我の為、2016年内に試合が行えない為の措置となる。交渉期間は30日、交渉が纏まらない場合9月16日興行権の入札が行なわれる。7月ワイルダーは、クリス・アレオラ(米)と対戦し、右手と上腕二頭筋を負傷。21日ワイルダーの地元アラバマで出術を受けている。

 無事手術が成功したワイルダーは年内は治療に専念。長期離脱を余儀なくされる。ワイルダーをプロモートするルーディ・ベラ氏は、「手術は無事に成功にした。彼は献身的なチャンピオン、回復に専念して再び戻ってくる。2017年に復帰し防衛戦ができればヘビー級にとって素晴らしい年になる」。と語っている。

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ポベトキン、薬物検査は証拠不十分で処分無し

 アレクサンデル・ポベトキンは2016年5月ロシアで、WBC世界ヘビー級王者・デオンテイ・ワイルダーへ挑戦することが決定していたが、4月21日VADA(ボランティア・アンチ・ドーピング協会)による薬物検査で、2016年から禁止薬物として指定されているメルドニウムの陽性反応が検出され試合は延期となっていた。

 ポベトキンは2015年まではメルドニウムを使用していたことを認めたが、禁止薬物として認定された2016年以降は使用していないと潔白を主張していた。

 WBCは、検出されたメルドニウムが少量だったことから、2016年にメルドニウムを使用したと証明することはできないとの見解を示し、処分しない方針を決定。ポベトキンの資格停止処分を解除した。

ポベトキン、プロモーター米国開催を希望

 ポベトキンをプロモートするアンドレイ・リャビンスキー氏は、「ステイバーンとの試合は、米国で考えている」。と米国開催の意向を示している。

 薬物検査で試合が延期となり、訴訟問題にまで発展したワイルダー、ポベトキン戦だが、リャビンスキー氏はワイルダー、ポベトキン戦を諦めていない。ステイバーンはハイチ出身だが米・ネバタ州ラスベガスに居住。米国西海岸を中心に試合を行いワイルダーとの試合経験も有り、ヘビー級では一定以上の知名度をもつ。

 将来的に、ワイルダーとの王座統一戦となれば、米国でステイバーンと対戦する意味は大きい。試合が決定すればShowtime(米・大手ケーブルTV局)などケーブルTV局も興味を示すにちがいない。ここで、印象的な試合をすれば、米国におけるポベトキンの知名度も上昇する。

 ただ、一方で両陣営は訴訟問題を起こしており、交渉は難航することが予想。リャビンスキー氏も交渉が難航することを認めている。もっとも、興行権が入札となれば潤沢な資金をもつリャビンスキー氏が落札することは必至だろう。

 ステイバーンをプロモートするドン・キング氏は、2014年11月ロシアでリャビンスキー氏が興行する試合で、ドン・キング氏の契約選手ギレルモ・ジョーンズが薬物検査で要請反応を示し試合は中止。リャビンスキー氏は、ドン・キングに訴訟を起こし、160万ドルの支払いを命じる判定を受けている。

2017年、ワイルダー、ポベトキン実現へ

 クリチコの長期政権が崩壊しヘビー級は新時代に突入している。WBA・WBOにはタイソン・フューリー(英)。IBFには、今後ヘビー級戦線の中心となるだろうロンドン五輪金メダリスト・アンソニー・ジョシュア(英)。WBA暫定王者・ルイス・オルティス(キューバ)が君臨する。

 ワイルダー、ポベトキンの一戦は、ワイルダーがロシアへ出向くことになり、”リアル・ロッキー”の構図。米、露、対決に関心が集められていた。ワイルダーは、バーメイン・ステイバーンとの対決を制し、米国にベルトを持ち帰ったが、人気・知名度はまだ全国区とは言えない。

 2017年には統一戦の機運も高まっている。それも踏まえたうえで実力者であるアレクサンデル・ポベトキンとの防衛戦はワイルダーにとって重要な一戦だったのである。とはいえ、順当にポベトキンが勝利すれば、2017年実現の可能性はある。まずは、ポベトキン、ステイバーンの交渉を見守りたい。

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(Via: boxingscene) 

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