フランプトン、サンタ・クルスを撃破、次戦は凱旋か?!

 フェザー級としては小柄。人気・話題先行感は歪めないが、2016年話題を集めていたマッチメークなのは間違いない。2016年7月30日米ニューヨーク、ブルックリンにあるバークレイズ・センターでWBA世界フェザー級タイトルマッチが行われ、カール・フランプトン(英)が2-0の判定で王者・レオ・サンタ・クルス(メキシコ)を下し、WBA世界フェザー級王座を獲得。2階級制覇を達成した。

 当ブログの勝敗予想ではレオ・サンタ・クルス判定勝利が46%と大半を占め、フランプトン判定は26%だった。試合前のオッズでは体格差からレオ・サンタ・クルス有利と言われオッズはサンタ・クルスに傾いていた。ボクシング・ファンの中でもレオ・サンタ・クルスが有利と見ていた方は多いのでないだろうか。

 当日のバーレクレイズ・センターの観客動員数は9,062人、上階が閉鎖されていることを考えれば、かなりの観客を動員したことになりそうだ。Showtime(米・ケーブルTV局)で中継された視聴件数は48万件と、2016年Showtimeで中継された試合の中で3位を記録している。

 米・ニューヨークで開催されたこともあり、フランプトンがアウェーに見えるが、ニューヨークはアイリッシュ・コミュニティが有り多くのアイリッシュが居住。地元アイリッシュ、アイルランドからの応援団の多くが味方する。米西海岸を拠点としカリフォルニア、ロサンゼルスに居住するレオ・サンタ・クルスとしてはアウェーとなる。

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 序盤はお互い静かな立ち上がり、フランプトンはプレスを掛けながら主導権を握る展開。2回、フランプトンの右から左の返しがサンタ・クルスを捉え、バランスを崩しロープに持たれかける場面も見られ、緊張感のあるスリリングな展開。3回にはサンタ・クルスのジャブに対し、右アッパーのカウンターが炸裂。

 アジリティが優れているのはフランプトン。インサイド近接戦に持ち込みたいサンタ・クルスだが、サンタ・クルスの回転の高い攻撃を、ブロッキングからの高速リターン、ウィービング、ダックを織り交ぜ的を絞らせず攻撃力を半滅させた。フランプトンもパンチは貰って入るがクリティカルな致命傷となるパンチは受けておらず、フランプトンの高いディフェンス能力が光った。

 COMPUBOXによるとサンタ・クルスが1002発中、255発が的中、的中率は25%。対するフランプトンが668発中、242発が的中、的中率は36%。手数が多いサンタ・クルスだが、的中率でフランプトンが明確に上回っていた。

フランプトン次戦は凱旋防衛戦か?!

 レオ・サンタ・クルスはプロ初黒星、カール・フランプトンとのダイレクト・リマッチを強く求めている。対するフランプトンは次戦、母国ベルファストでの凱旋防衛戦を望んでいる。フランプトンはサンタ・クルス戦で手にした報酬は50万ドル。それに加え放映権料が報酬として支払われる。

 フランプトンはヘイモンと契約し迎えた2015年7月米テキサスで行なわれたデビュー戦で、アレハンドロ・ゴンサレス(メキシコ)と対戦。2回のダウンを奪われ苦戦を強いられ米国での評価は今ひとつだったが、レオ・サンタ・クルスと緊張感溢れる試合を演出。評価はうなぎのぼりだろう。

 試合は「年間最高試合ノミネート」とも言われ、フランプトン自身の商品価値を一気に上昇させ、米東海岸における知名度を上げたことは間違い無い。2階級制覇達成もあるが記録よりも、サンタ・クルスと好ファイトをファンに提供した意味は大きく、米国におけるフランプトンの評価は間違いなく上がるだろう。次戦もビッグマッチが用意されそうだ。

(Via: boxingscene

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