即時再戦とも言われていたWBC世界スーパーフェザー級王者・フランシスコ・バルガス(メキシコ)と、オルランド・サリド(メキシコ)の再戦は即時再戦とならないことが濃厚。オルランド・サリドは、WBO世界スーパーフェザー級王者・ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)との再戦に意欲を示していることが分かった。
オルランド・サリドをマネジメントするショーン・ギボンス氏は、バルガスをプロモートするゴールデン・ボーイ・プロモーションズ(GBP)と会談。GBPより、「バルガスが次戦、サリドとの再戦ではなく調整試合を望んでいる」と伝えられたことを明かしている。
「私は、ロマチェンコを初めて打ち負かした。体重超過に関しては言い訳はしない。今は彼との再戦を100%望んでいるんだ。ただ、ロマチェンコは私との再戦を視野には入れてないだろうね。WBOのタイトルは私のものだ」再びWBOの王座を奪取する意向であることを示した。
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ショーン・ギボンス氏によると、オルランド・サリドは次戦、自身をプロモートするフェルナンド・ベルトラン氏へワシル・ロマチェンコとの再戦の意向があることを伝えたという。メキシコのサンフェール・プロモーション フェルナンド・ベルトラン氏は、ロマチェンコをプロモートするトップランク(米・ボクシング・プロモーター)と密接な関係を持ち、共同開催を手掛けることも多い。
オルランド・サリドは、2014年3月1日、米テキサス州サンアントニオにあるアラモドームで、ワシル・ロマチェンコとWBO世界フェザー級タイトルマッチを行い、12回2−1の判定勝ちを収めたが、前日計量で2パウンド1/4オーバー。再計量を拒否した為、計量失格となりWBOの王座は剥奪されている。
ロマチェンコ、サリドの試合は、サリドのダーティーなスキルに注目が集まっていたが、スキルでは遥かに上のロマチェンコが終始ペースを掴めず、最後までサリドを攻略出来なかったのは、自身のスタイルが影響しているのかもしれない。
三浦隆司(帝拳)、オルランド・サリドとハードなマッチメークをこなしてきたバルガスがサリドとの再戦を望んでいないところを見ると、三浦隆司との再戦も年内実現は難しいのかもしれない。
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(Via: boxingscene)