Google AdSenseを導入し収益を眺めていると、どの位置のどの広告ユニットが収益性が高いのか、AdSenseの収益分析方法に悩むときありますよね。そんな時に使える、Google AdSenseの「A/B テスト」効果測定方法を記載します。今回は、異なる広告ユニットサイズによる効果測定を行う方法をお伝えしようと思います。
Google AdSense A/Bテストとは
広告A、広告B、どちらかが収益性が高いか効果測定することができます。以下の収益効果測定の例です。
効果測定項目 | 説明 |
---|---|
広告の色 | 枠線、タイトル、背景、テキスト、URLの色、角のスタイルを変更しどの「広告の色」が最も収益が高いかを測定 |
テキスト/イメージ | 「テキスト広告」、「イメージ広告」どちらが最も収益が高いかを測定 |
広告ユニットのサイズ | 「336×280」、「300×250」どちらが最も収益が高いかを測定 |
広告の位置 | メインコンテンツの上、下、サイドバー、どこが最も収益が高いかを測定 |
効果測定の準備
Webサイトに利用する広告ユニットを作成します。広告ユニットの名前は、効果測定する際にわかるようにしておきましょう。
広告ユニットサイズによる効果測定
今回は、Googleでも推奨している広告ユニット「レクタングル(大)」、「レクタングル(中)」を使い、Googleが用意する効果測定用のAdSenseコードを利用し効果測定を行います。
効果測定方法には、1週間毎に上記広告ユニットを手動で入れ替えて配信する方法もありますが、1週間経過すると配信される広告も変わり、同時進行ではないので結果、片方の週では「クリック率」が高い広告が配信され「クリック率」が上昇するなども考えられる為、効果測定の精度が落ちてしまいます。
Googleが用意しているAdSenseコードを利用すれば、広告の入れ替え作業も不要で、2つの広告ユニットを50%の割合で配信することができるので、効果測定の精度をあげてることができます。
AdSenseコードの貼り方
以下のコードを広告を表示したい位置に配置してください。
<script type="text/javascript"> var random_number = Math.random(); if (random_number < .5){ //ここにTEST Aの広告ユニットのコードを入れます } else { //ここにTEST Bの広告ユニットのコードを入れます } </script> <script type="text/javascript" src="http://pagead2.googlesyndication.com/pagead/show_ads.js"></script>
挿入する広告ユニットコードは、以下のコードです。広告ユニットコードは必ずご自身のコードを挿入しましょう。
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パフォーマンスレポートで収益を確認
AdSense管理画面から「パフォーマンスレポート」をクリックします。
右上メニュの下にあるプルダウンメニューから効果測定する期間を設定します。
左下メニューの「広告ユニット」をクリックします。
効果測定する「広告ユニット」にチェックをいれます。
選択した「広告ユニット」の上部にある「グラフ」をクリックします。
右上にある「グラフ」ボタンを押下すると、グラフ形式でみることもできます。
今回の紹介した測定方法は、選択する「広告ユニット」をコンテンツ上の広告、コンテンツ下の広告とすると、収益性の高い「広告ユニット」はどこかを分析することもできます。広告の貼る位置を変更した歳など是非活用していただければ嬉しいです。