米国現地時間2016年4月9日、ネバタ州ラスベガスにあるMGMグランド・ガーデン・アリーナで行なわれるマニー・パッキャオ(フィリピン)のラスト・ファイト、ティモシー・ブラッドリー(米)との3戦目のチケットが2000枚売れ残っていることが明らかとなった。

 チケットの販売について、興行を主催するトップランク(米・大手ボクシング・プロモーター)は、「チケットの売れ行きは良い。パッキャオ、ブラッドリーの2戦目より良い数字です。2000枚のチケットが売れ残ったとしても、会場にはおよそ14000人のファンが集結します。最終的には全てのチケットが完売するでしょう。」と楽観的だ。

 NSAC(ネバタ州アスレチック・コミッション)によると、2012年に行われた、パッキャオ、ブラッドリーの初戦の観客動員数は、およそ17,000人のキャパに対し、13,229人。2014年に行われた再戦は、14,099人の観客を動員している。試合まであと1周間を切ったが、観客動員数は2戦目と同じ位の数値となりそうだ。

 試合は、HBO(米・最大手ケーブルTV局)が、ペイ・パー・ビュー(PPV)方式で配信。ボブ・アラム氏は、「70万件」とPPVの購入件数を予想している。ティモシー・ブラッドリーは、新トレーナーとしてテディ・アトラス氏を迎え、ブランドン・リオス(米)に快勝。ウェルター級トップクラスのファイターであることは違いないが、初戦、2戦目のPPV購入件数を見れば、苦戦すると予想している。

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 PPVが落ち込む要因として、ファンの関心度、ブラッドリーの知名度、2015年5月に行われた「世紀の一戦」フロイド・メイウェザーJr.との試合内容が”期待値”以下であったことが少なからず、PPVの購入件数に影響がでるはずだ。

 フロイド・メイウェザーJr.との一戦で、「商品価値」低下の影響もあるとは言え、ボクシング界の枠を超え人気のあるパッキャオだが、ブラッドリー戦のPPV購入件数は、初戦は、「89万件」、2戦目は「75万件」 とPPV購入件数は低下傾向。興行的に苦戦を強いられると大方見ている。

 ティモシー・ブラッドリーがテディ・アトラス氏を迎え、変化を遂げているとは言え、パッキャオ、ブラッドリーのラバー・マッチの必要性。米・メディアだけでなく、ファンからも批判的な声は多く、興行的な注目度は低い。

 PPV購入件数70万件は「期待値」とすれば良い数値だが、実際は60万ー65万件程度が、妥当な数値ではないだろうか。それでも、パッキャオの報酬額は日本円で23億5000万円と言われ、PPV収益、スポンサー、ゲート収益を考えれば、報酬の確保は容易だろう。

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(Via: boxingscene