WBO世界Sフェザー級王者ロマチェンコ、マリアガに圧勝!


phpto by: Mikey Williams. Via:boxingscene

 マッチメークに斬新さがなく関心の低かったWBO世界スーパーフェザー級タイトルマッチ、王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)対ミゲル・マリアガ(コロンビア)の一戦は、大方の予想どおりロマチェンコ劇場で幕を閉じた。内容は言うまでもなくロマチェンコの圧勝。しかし、ロマチェンコがスターダムにのし上がるにはこの先のマッチメークは困難を極めそうだ。

 米国現地時間2017年8月5日、カリフォルニア州ロサンゼルスにあるマイクロソフト・シアターでWBO世界スーパーフェザー級タイトルマッチが行われ王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)が、7回終了時マリアガ陣営の試合放棄でTKO勝ち、3度目の防衛に成功。3試合連続の相手陣営による放棄で勝利している。

 試合前言われていたとおり、ミゲル・マリアガとのマッチメークはファンの関心は薄く興行的にも苦戦を強いられている。米メディアによると、ロサンゼルスにあるマイクロソフト・シアターに集まった観客は4,102人、マイクロソフト・シアターのキャパは7,100人、結果は厳しい数値となっている。

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 もちろん、ロマチェンコ、マリアガともロサンゼルスの地にファン・ベースがないこと。さらにマッチメークの斬新さがないことがこの結果に大きく影響していると言える。ESPN(米・スポーツ専門チャンネル)の視聴者件数はまだ発表されてないが、今後、ロマチェンコがスターダムにのし上がるのは簡単では無いだろう。

 マリアガは元世界王者に2敗、ロマチェンコの相手として役不足感は否めない。もちろん、トップランク、ロマチェンコ陣営が年間を通してコンスタントに試合を行いたい事情もある。

 しかし、すでに元世界王者ウォータース、ジェイソン・ソーサを一蹴し、現状の世界ランカークラスでは手に負えないのは明白である。さらに他団体王者にフォーカスしても、ロマチェンコと統一戦をする気配さえない。スターダムにのし上がりたいが避けられる男ロマチェンコの今後のスーパーフェザー級のマッチメークは困難を極めるだろう。

 マリアガは、2015年6月に元世界王者ニコラス・ウォータースに敗戦、2017年4月にWBO世界フェザー級王者オスカル・バルデス(メキシコ)に敗れ、超絶スキルをもつロマチェンコの相手として荷は重く、アップセットを期待することも難しかったのは事実だろう。

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マリアガは勝機を見出すことは難しかった

 「スパーリングのようだったね。マリアガには申し訳ないけどバッグのワーク・アウトのようだった。」。ロマチェンコはこう語っていた。実際見たファンもこう感じた人も多いかも知れない。自らニュートラル・コーナーに歩き、マリアガを挑発するまでの余裕のパフォーマンスだった。

  フェザー級あがりのマリアガは、ロマチェンコと比較しても体格は1周り異なる。それゆえフィジカル差は歴然。ロマチェンコはフィジカルを活かしマリアガをゴリ押し。超絶スキルを持つロマチェンコには立ち向かう術はなく、マリアガに勝機を見出すことは難しく、陣営の放棄も理解できる。

 初回は様子を見ることがあるロマチェンコだが、1回からフィジカル差を利用しマリアガにプレッシャーをかけ、コンパクトなパンチをコネクト。マリアガはロマチェンコのスピードについていこうとはやくものまれはじめていた。

 3回にはロマチェンコの左ストレートでマリアガがダウン。その後、ロマチェンコはニュートラル・コーナーに自ら歩き、打ってこいとマリアガを挑発するパフォーマンスを披露した。多彩なパンチの確度、上下、左右の打ち分け、変幻自在なポジショニングに加え、安全圏から打つ回転の速いパンチは相手からすれば脅威だろう。

 7回、試合展開は一方的となりマリアガは2度目のダウンを喫し、7回終了時マリアガ陣営の放棄でロマチェンコがTKO勝ちを収めた。試合は大方の予想どおり”ロマチェンコ劇場だった”。ロマチェンコのパンチは当たるが、マリアガのパンチは空を切ることが多く、戦意喪失に追い込まれたと言っていいだろう。

 スターダムにのし上がりたいロマチェンコ次戦が気になるところである。次戦は12月に計画されているという。

 スターダムにのし上がるにはビッグネーム狩りが急務。しかし、まだ全米レベルとは言えないロマチェンコ、挑戦者からすれば戦いはリスキーでメリットは少ない。

 以前、WBA世界スーパーフェザー級王者ジェスレル・コラレスとの対戦も浮上したが交渉は失敗。破綻になった理由は明らかになってないが、米国で無名のコラレスが足元をみられた公算は高い。

 今回ロマチェンコが75万ドルの報酬に対しマリアガの報酬は5万ドルとも言われ、対戦相手の報酬は今後のマッチメークの大きな課題となりそうだ。

(Via:ESPN

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