マイキー・ガルシア、WBC世界スーパーライト級ダイヤモンド王座を獲得!


photo by:boxingscene

 トップランクとの契約問題で、2年半に渡りリングから遠ざかっていたマイキー・ガルシア(米)、復帰3戦目にして話題を呼んだエイドリアン・ブローナー(米)とのビッグマッチは、マイキーがスキルの差を見せつけ圧勝した。

 米国現地時間、2017年7月29日にニューヨーク州ニューヨーク、ブルックリンにあるバークレイズ・センターで、マイキー・ガルシア(米)対エイドリアン・ブローナー(米)が行われ、マイキー・ガルシアが12回3−0(117-111, 116-112, 116-112)の判定勝ちを収め、WBC世界スーパーライト級ダイヤモンド王座を獲得した。

 試合はShowtime(米・ケーブルTV局)が中継、決戦地となったバークレイズ・センターの観衆は12,084人を記録した。マイキー、ブローナーは100万ドル(約1億1000万)の報酬を受け取っている。

 勝ったマイキーはプロ戦績37戦全勝30KO1無効試合、負けたブローナーは37戦33勝(24KO)3敗1無効試合とした。

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 マイキーの攻撃は至ってシンプルだが、抜群の安定感を誇る。幾度となくヒットしたマイキーのジャブ、やはりパンチがあるのだろう。1回序盤からマイキーのジャブがブローナーにヒット、ブローナーはフットワークを使い警戒レベルを上げていった。

 相手のジャブは貰わず、すり足で相手との距離を詰めジャブでペースを作り、ワンツーを当て込み上下に散らしていった。まさに正統派のボクシング・スタイルであり、これがマイキーの真骨頂だ。

 3回にはブローナーのジャブボディに対し、マイキーの左アッパーがカウンターでブローナーを捉えペースを掌握。ロープ際ではフック、右のダブルがガードの隙間を縫う。ブローナーはブロッキングしてるが、幾度となくマイキーのパンチがブローナーのガードの隙間を縫った。

 ブローナー、持ち前の身体能力は相変わらず高く、ハンドスピードも速いが攻撃はマイキーとは対象的に単発。ラウンド終盤に効果的な左フックをいれる場面もあったが、マイキーに勝つにはKOするしか無かった。今後はBサイドとなるだろう。

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 スーパーライト級で勝ったマイキーだが、後半はややパワー・レスな部分が見えた。ウェルター級参戦の声も多く聞くが、ナチュラルなウェルター級選手らとの体格差、パワー差をどこまで埋めることができるか未知数な面は多い。現時点ではライト級がベストのように見える。

 「この戦いは間違いなくキャリア最高のパフォーマンスの1つだ。早い段階で試合の主導権を握ることができたし、アクティブに動き続けたしね。ブローナーは素晴らしいスキルをもつファイターだよ。ただ、今夜は私がより優れたファイターだった」。

 マイキーがこう語っているとおり、エイドリアン・ブローナーを終始コントロールし、圧勝したことの意味は大きい。同階級(スーパーライト級)を見てもブローナーをここまでコントロールできる選手は多くなく、マイキーがスーパーライト級でエリート・クラスであることを証明した試合と言えるだろう。

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 試合後マイキーは「ショータイムに参加したいファイターは電話を待っているよ。誰であろうと戦う準備はできている。ライト級に下げることもできるし、スーパーライト級、ウェルター級まで視野にいれている。

 ライト級でリナレスと王座統一戦をやりたいね。クロフォード対インドンゴの勝者との戦いも興味深いけど、プロモーターとの障害もあるし実現が難しい面がある。

 でも、決して戦いの実現を待つことはないよ。もし、トップファイターで俺と戦うことを真剣に考えているならオファーを持ってきて欲しい」。と述べている。

 147パウンドは、ウェルター級の猛者達が君臨するクラス。いくらマイキーとは言えウェルター級試運転なくして王者に挑むのはリスキー。現実的にみればライト級からスーパーライト級でのビッグマッチだろう。

 WBA世界ライト級王者・ホルヘ・リナレスは9月23日にWBA同級1位のルーク・キャンベル(英)との防衛戦が決定。もし、マイキーとの試合が決まれば共に複数階級制覇同士、技巧派な面もあることから興味深い一戦となることは間違いないだろう。

(Via:ESPN

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