WBA、村田諒太、エンダムの興行権の入札を指令!


photo by:boxingscene

 WBA(世界ボクシング協会)は現地時間27日、公式サイトを通じてWBAが再戦を命じているWBA世界ミドル級王者・アッサン・エンダム(フランス)と、WBA同級ランキング1位の村田諒太(帝拳)の興行権の入札を2017年7月7日にWBA本部のあるパナマで実施することを発表した。

 交渉が纏まらない場合は興行権は入札となる。最低入札金額は20万ドル(約2240万円)、報酬分配は王者・アッサン・エンダムが75%の(約1680万円)、村田諒太が25%の(約560万円)となる。

 「疑惑の判定」と言われているWBA世界ミドル級王座決定戦が、2017年5月20日、東京・有明コロシアムで行われロンドン五輪ミドル級金メダリストで、WBAランク2位の村田諒太(帝拳)が、同級1位アッサン・エンダム(フランス)と対戦し、12回1−2(117-110, 111-116, 112-115)で物議を醸す判定負けを喫した。

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 この判定結果について、その波紋は国内にとどまらずソーシャル・メディアを通じて世界中に波紋が広まった。これを受け、WBAは異例とも言えるスピードで対応せざるを得ない形となった。WBAは会長自ら試合を検証、ジャッジのサスペンド処分を決定している。

 WBA会長ヒルベルト・メンドサJr.会長は、試合を自ら検証。ソーシャル・メディア、ツイッターを通じて「117−110」で村田の勝利だ。公正なジャッジが出来なかったことに怒りと不満がある」。と述べWBAチャンピオンシップ委員会に再戦を要求した。

 さらに、WBAはこの試合のジャッジを務めエンダム勝利とした、2人のジャッジを6ヶ月の資格停止処分を下すことを決定した。グスタボ・パティージャ(パナマ)は116−111、アール(カナダ)は115−112でエンダムの勝利。カイズ(米)が117−110で村田勝利を支持していた。

 村田をプロモートする帝拳プロモーションズ 本田会長と、米国で村田を帝拳プロモーションズと共同プロモートするトップランク(米・大手ボクシング・プロモーター)、JBC(日本ボクシングコミッション)は、採点の内容に関しWBAに対し抗議する文書を提出していた。

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 その後、WBAチャンピオンシップ委員会は正式にアッサン・エンダムと村田諒太の再戦を指令した。しかし、本田会長、トップランク ボブ・アラム氏がWBAに対し、強い不信感を抱いていること間違いない。

 帝拳プロモーションズ 本田会長は、WBAへの再戦のオプションの他、WBO(世界ボクシング機構)、WBC(世界ボクシング評議会)からオファーがあることを明かしている。

 WBAの再戦が現実的といえるが、WBO王者ビリー・ジョー・ソーンダース(英)との交渉が浮上。日本開催であればWBA再戦が有力オプションだが、今後ミドル級ビッグネームとのシナリオを考えた時により魅力的なのはWBOのオプションである。

 しかし、WBAの再戦オプションも国内開催であれば話題性は大きく、興行収益は前回以上に見込めることから候補であることにかわりはないだろう。

 ソーンダース陣営は次戦、9月16日に英国で防衛戦を行う方針であることを発表。WBOの場合、交渉で国内開催をまとめることが出来るかが焦点。今後は陣営の方針次第だろう。

 ソーンダースは7月に防衛戦を予定していたが、対戦相手の同級暫定王者アフタンディル・クルツィゼ(ジョージア)が逮捕され試合が急遽中止。これを受け、WBOパコ・バルカルセル会長はソーンダースの次戦を選択防衛戦とすることを承認している。

 WBOは9月に行われる予定のソーンダース戦の勝者と次戦に同級ランキング2位デビッド・レミューとの対戦を義務付けることを発表。さらにソーンダース陣営と村田諒太陣営が交渉中であることを明かしている。

 勿論、WBOに方針を決めソーンダースに勝ったとしても興行価値のレミューと防衛戦を行えるかは不透明。レミューは年末にミゲール・コットと対戦する計画があがっている。

(Via:boxingsene)

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