村田諒太、WBO王者ソーンダースと対戦交渉か?!


image source to:The Ring

 アッサン・エンダム(フランス)との試合が「疑惑の判定」と言われ一躍ミドル級で、時の人となったロンドン五輪ミドル級金メダリスト村田諒太(帝拳)の対戦相手にWBO世界ミドル級王者・ビリー・ジョー・ソーンダース(英)が浮上した。日本開催がのぞまれるが、英国開催、他のオプション、各国の思惑もあるなか、今後の交渉の行方に注目が集まることは間違いない。

 米・ボクシングメディア、ボクシングシーンによると、WBO(世界ボクシング機構)は、WBO世界ミドル級王者・ビリー・ジョー・ソーンダース(英)に対し次戦を選択防衛戦とすることを承認。選択防衛戦後に勝者とWBO同級ランキング2位のデビッド・レミュー(カナダ)との対戦を義務付けることを発表した。

 WBOパコ・バルカルセル会長は「我々はクルツィゼが持つ暫定王座を剥奪することを決定した。WBO王者ソーンダースの選択防衛戦を承認し、その勝者に対し次戦に指名防衛戦を義務付ける」。と次戦ソーンダースに対し選択防衛戦を承認。更にソーダース、村田諒太の対戦交渉がされていることを明かしている。

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 「WBO王者ビリー・ジョー・ソーンダース陣営は、日本の村田諒太陣営と交渉中である。デビッド・レミューが指名挑戦権をもつが、彼らは次戦のショーの計画をもち選択試合を要請。勝者はデビッド・レミューとの対戦が義務付けられることになるだろう」。と述べている。

 ソーンダースは7月に英国でWBO同級暫定王者アフタンディル・クルツィゼと王座統一戦を行う予定だったが、クルツィゼが米・ニューヨークで逮捕され試合は延期となっていた。クルツィゼはニューヨークを拠点とするロシア系の犯罪組織シュラヤ・エンタープライズの一員として逮捕されている。

 これを受けWBOはクルツィゼに対し、試合中止と逮捕された経緯の説明を求めていた。WBOはクルツィゼに対し重大な規定違反をしたと認識しており、王座剥奪は時間の問題だった。クルツィゼの逮捕は何と、村田諒太が現役続行を決めた日でもあった。

WBOタイトルの可能性は?

 村田諒太の年内、国内開催、世界タイトルマッチを条件に考えると、WBA(世界ボクシング協会)、WBO(世界ボクシング機構)の何かのダイレクトの世界タイトルマッチのチャンスが考えられる。将来的に村田がのぞむゴロフキン対カネロ戦の勝者に舵を切るならWBOの王座だろう。 

 国内ではエンダムの試合が連日メディアに取り上げられ国民の関心度は高い。実現すれば前回以上の視聴率が見込め、興行的にも成功を収めることは間違いない。多くの話題・関心を集めればスポンサー収益ものぞめる。陣営が国内開催に方針を固める公算は高い。

 初戦は村田陣営の戦術ミス等も指摘されるが、一方でWBAに対する不信感が高まっていることも事実である。村田を帝拳プロモーションズと共同でプロモートする米・トップランク社 ボブ・アラム氏はエンダムとの再戦には難色を示している。

 強豪ひしめくミドル級のトップ戦線に食い込むには世界タイトルを獲得することが最低条件。それに加えトップ戦線に交わるチャンスがある路線に方針を固める必要がある。

 WBA、WBO何れもチャンスはあると言えるが、デビッド・レミューはミドル級ではビッグネームだ。もし村田との対戦が決まれば好戦的な2人が戦うだけに興味深い一戦になることは間違いなくレミューは魅力的な選手に違いない。

 それに加えデビッド・レミューは、カネロをプロモートするゴーデンボーイ・プロモーションズ(GBP)傘下の選手。GBPは帝拳プロモーションズとも良好なビジネス関係にある。

 7月、8月に米ロサンゼルスで行われる三浦隆司、亀海喜寛を興行のメーンカードに起用。日本人選手を高く評価している。レミュー対村田のマッチメークも現実的だと言える。

 勿論、9月16日に行なわれるゴロフキン対カネロの結果で今後のミドル級戦線は大きく変わる可能性もあり、先行きを予測することは難しいが、現段階で言えることはWBOが魅力的で、将来的にビッグマッチのシナリオが見えてくると言える。

 ソーンダースとの対戦交渉は報酬、開催地の条件面で難航をきわめそうだが、次戦が完全に宙に浮いたソーンダース戦は今後のシナリオを考えても最大のチャンスであるに違いない。

 ファンは村田諒太がミドル級王座を獲得するだけを望んでいるわけではない。王座獲得はあくまでもスタートラインだ。

 その先のミドル級帝王ゴロフキン、或いは次世代の世界のボクシング界のけん引役と言われるスーパースター候補カネロらとの前人未到のビッグマッチ実現を望んでいることは共通認識であることは間違いない。

(Via:boxingscene

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