村田諒太、WBCランク3位、WBOタイトルへの挑戦のチャンスは?!


image source to:The Ring

 WBC(世界ボクシング評議会)が9日、2017年6月度の最新ランキングを発表し、ロンドン五輪ミドル級金メダリストの村田諒太(帝拳)はミドル級3位にランクした。同級1位セバスチャン・ヘイランド、2位のジャーモール・チャーロの両選手は、WBC世界ミドル級挑戦者決定戦を行うことが決まっている。

 WBC世界ミドル級挑戦者決定戦が、同級1位セバスチャン・ヘイランド(アルゼンチン)と2位のジャーモール・チャーロ(米)の間で争われることが決定。7月29日に米・ニューヨーク州ニューヨーク、ブルックリンにあるバークレイズ・センター開催で交渉が進められている。

 勝者は9月16日に米・ネバタ州ラスベガスにあるT-Mobileアリーナで行なわれるWBA・WBC・IBF世界ミドル級タイトルマッチ、ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)、対、サウル・”カネロ”・アルバレス(メキシコ)の勝者への挑戦権を獲得することになる。

Sponsor Link

 村田諒太は、2017年5月20日に東京・有明コロシアムで、同級1位のアッサン・エンダム(フランス)と空位のWBA世界ミドル級王座決定戦を争い、12回1-2(117-110、111-116、112-115)で物議を醸す判定負けを喫している。

 今、ミドル級戦線は近年稀に見る盛り上がりを見せている。現役続行を決めた村田諒太の世界再挑戦のオプションが増えたことは間違い。年内、国内開催であればWBAが再戦を指令したアッサン・エンダムとの再戦が濃厚。しかし、オプションが増えた今、不可解な判定を下したWBA以外に方針を転換する可能性も十分ある。

WBOタイトルへの挑戦の可能性

 村田諒太が現役続行を決めた日、アメリカ合衆国司法省は、ニューヨークを拠点とするロシア系の犯罪組織シュラヤ・エンタープライズを摘発し33人を逮捕したことを発表。この中に、7月8日にWBO世界ミドル級王者・ビリー・ジョー・ソーンダース(英)と対戦する予定だった同級暫定王者のアフタンディル・クルツィゼ(ジョージア)が含まれていた。

 クルツィゼが逮捕されたことで渡英が事実上不可能となり、クイーンズベリー・プロモーションズは急遽、試合を延期することを発表した。これを受けWBO(世界ボクシング機構)は、クルツィゼに対し試合中止と逮捕された経緯について説明を求めている。5日以内に明確な理由がない場合は王座を剥奪すると勧告した。

 WBOは、重大な違反と認識しており、クルツィゼの暫定王座を剥奪する公算が高い。つまり、ランキング3位につける村田諒太がWBOの裁量によってソーンダースの次期指名挑戦者となる可能性がでてくる。

Sponsor Link

WBOは、ジェイコブスの対戦相手次第か?!

 WBOも有力なオプションに違いないが、ミドル級はダニエル・ジェイコブス、デビッド・レミューと興行価値の高い選手で溢れ、先行きを予測することは簡単ではない。

 ダニエル・ジェイコブスは、9月16日にラスベガスで行なわれるゴロフキン、カネロのアンダーカードに出場が内定。大金が動くミドル級。今後はプロモーターの思惑次第だろう。

 ジェイコブスは、興行を主催するGBP(ゴールデンボーイ・プロモーションズ)傘下であるデビッド・レミューとの一戦がもっとも合理的に見える。しかし、カネロがゴロフキンに勝った場合WBC、IBFの王座が空位となる可能性がある。9月以降のミドル級決戦のストーリーを見据えた時、アンダーカードで、ソーンダース、ジェイコブスが組まれる公算は少なからずあるだろう。

 来年以降、スーパーミドル級へ参戦することを示唆しているゴロフキン陣営にとっても、ソーンダース、ジェイコブスが組まれれば、後の4団体王座統一戦を組みやすい。ゴロフキンへの再戦を希望するジェイコブスにとってもメリットは大きい。

 ソーダース、ジェイコブスの報酬は決して安くない。しかし、興行規模で最大級で興行的にも成功が約束されているこのイベントであれば資金調達も難しくないはずである。

 村田諒太は、WBAの再戦が最有力で次点でWBOであることは間違いない。もし、陣営が2018年以降にタイトル挑戦に方針を転換するならWBCのオプションもあるだろう。

 順当にチャーロが勝ちWBCが村田との対戦を義務付ければ、興味深い一戦となることは間違いない。何れにしても、WBOのオプションは今後のWBOの方針と、ソーンダース陣営次第となりそうだ。
 
(Via:DailySports

Sponsor Link

ゴロフキン、村田諒太の関連記事はこちら

in44y

ジャーモール・チャーロ(米)/25戦全勝19KOのミドル級デビュー戦が、2017年7月29日米・ニューヨークで計画されていることが分かった。WBC世界ミドル級挑戦者決定戦が、WBC同級1位のセバスチャン・ヘイランド(アルゼンチン)34戦28勝(15KO)4敗2分と、同級2位のジャーモール・チャーロで争われることになっている。 …

WBC世界ミドル級挑戦者決定戦、チャーロ、ヘイランドが7月29日に調整中

WBA・WBC・IBF世界ミドル級統一王者ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)が近い将来、スーパーミドル級へ階級を上げることを計画していることが分かった。ゴロフキンのトレーナーを務めるサンチェス氏は、カネロに勝ち再戦が行われなかった場合、スーパーミドル級へ階級を上げることを示唆している。 …

村田諒太、現役続行を表明!世界挑戦の行方は?!

ロンドン五輪金メダリストの村田諒太(帝拳)が8日、都内のジムで記者会見し現役続行を正式に表明した。村田は会見で「唯一得られなかったのがベルト。ベルトを取るためにために尽力したい」と述べた。  更に、世間で”疑惑の判定”と言われた試合で「得たものは大きかった。自分自身が、世界レベルで通用することが分かった。 …

Sponsor Link

村田諒太、エンダムの再戦の行方を占う

「疑惑の判定」2017年5月20日、東京・有明コロシアムで行われたWBA世界ミドル級王座決定戦の判定結果は物議を醸し、その波紋は国内にとどまらずソーシャルメディアを通じ世界的に広まっている。  村田を帝拳プロモーションズと共に米国でプロモートするトップランク社 ボブ・アラム氏は「これはスキャンダルだ!こんな判定は見たことがない」。帝拳 …

村田、エンダム、WBA即時再戦を指令、一連のまとめ

会場にいたファンのほとんどが、22年ぶりに日本人のミドル級世界王者が誕生すると確信していたに違いない。ところが、判定結果でコールされたのはフランス人だった。このニュースは、ソーシャル・メディアを通じ、国内だけでなく海外でも反響は大きいものとなっている。WBA(世界ボクシング協会)が異例とも言えるスピードで、ダイレクト・リマッチ(即時再戦)を指令した。 …

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter でin44y

最新の関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です