ゴロフキン、カネロが電撃発表、チャベスJr.何もできず


photo by:boxingscene

 2017年、米国で開催されるボクシング・イベントの規模としては最大級のイベントだろう。2017年9月16日、メキシコの独立記念日の週にWBA・WBC・IBF世界ミドル級統一王者ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)、対、サウル・”カネロ”・アルバレス(メキシコ)のメガマッチが実現することが正式に決定した。
 
 なんと、公式発表は、メキシカン同士の対決として話題、注目を集めていた5月6日ネバタ州ラスベガスにあるT-Mobileアリーナで開催されたカネロ、対、チャベスJr.後のリング・インタビューで発表された。よろこぶ一方で、チャベス戦の内容が期待されていただけに、カネロ、対、ゴロフキン戦のビッグ・イベントに少なからず影響を及ぼしそうだ。

 サウル・”カネロ”・アルバレス(メキシコ)は、5月6日米・ネバタ州ラスベガスにあるTモバイル・アリーナで、フリオ・セサール・チャベスJr.(メキシコ)と対戦し12回3-0のフル・マークで完勝した。

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カネロvsチャベスJr.は大きな意味を持つ試合だった

 待望されていたメガファイト実現の発表で嬉しい反面。ゴロフキン、対、カネロのビッグ・イベントが受ける影響は大きそうだ。この試合は、メキシカンスター同士の対決以上に、カネロにとって、対、ゴロフキン戦を見据えての大きな意味を持つ試合。それだけに、期待値も非常に高く後のビック・ビジネスに繋げるための重要な一戦だった。

 カネロ、チャベスJr.はメキシカン同士のライバル対決と称され、好戦的ファイター同士がぶつかり合うことから、エキサイティングな試合内容が予想され、多くの人気、話題を集め、興行を主催するGBP(ゴールデンボーイ・プロモーションズ)も米国内で勢力的にプロモーション活動を行っていた。

 カネロは、対、ゴロフキン戦を見据えれば、チャベスJr.ほど最適な相手はいない。チャベスJr.は168パウンド(スーパーミドル級)から、170パウンド付近で試合を行っており、実質2階級上のクラスで階級随一のフィジカルを持つ。

 リーチは、アルバレス180cmに対し、チャベスJr.は189cm、身長では10cm以上チャベスJr.が高く、体格的なアドバンテージがある。つまり、ミドル級試運転、ゴロフキンを想定した相手としてチャベスJr.は最適なファイター。カネロがチャベスJr.に勝利すれば、証明できることも多い。

 一方、チャベスJr.にとってフォンファラ戦後、トップ戦線に返り咲くためにも次世代のスター候補カネロとの対戦は、ウェイト面、交渉内容で譲歩しなければならないとは言え、最大のオプションだったに違いない。

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期待値が大きかっただけに反響も大きい

 会場となったラスベガスの新たなメッカ、T-Mobileアリーナは、ボクシング・イベントでは最多となる20,510人の観客を動員。メキシカン・ライバル同士の対決としても注目を浴びた一戦は、チケットも飛ぶように売れソールド・アウト。興行的にも成功が約束され、メキシコの祝日(シンコ・デ・マヨ)に行なわれるこれ以上、理にかなったイベントはない。 

 これだけ大きく期待されていたビッグ・イベントだが、試合内容は予想を大きく反し、終始カネロが一方的にチャベスJr.を攻撃。チャベスJr.は減量の影響もあったか防戦一方。カネロに否はないが、ゴロフキン戦の期待が高まる試合内容でなかったことは事実だろう。それだけに、試合後の発表は賛否両論。「ゴロフキンvsカネロの発表のため70ドル払ったのか」と反響は大きいものとなっている。
 
 試合は、HBO(米・最大手ケーブルTV局)がPPV(ペイ・パー・ビュー)で配信。GBPデ・ラ・ホーヤ氏は、100万件を見込み、アナリストによると90万件周辺にのぼると試算している。期待値が高かった故に、ゴロフキン、カネロのPPV購買件数に少なからず影響するのは間違いないだろう。

 この戦いは後のビッグイベントを見据えた最高のストーリー。しかし、試合は必ずしもファンの期待どおりの好試合になるとは限らないと改めて認識した試合でもある。ただ、何れにせよファン待望のゴロフキンvsカネロがお蔵入りせずに、実現することはファンにとって嬉しいことは間違いない。

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