村田諒太、次戦5月20日ハッサン・ヌジカムとWBA世界ミドル級王座決定戦を行うことが決定!


image source to:The Ring

 帝拳プロモーションズは3日、都内で記者会見を開き、WBA世界ミドル級2位・村田諒太(帝拳)が5月20日、東京・有明コロシアムで行なわれるWBA世界ミドル級王座決定戦で、同級ランキング1位ハッサン・ヌジカム(カメルーン)と対戦することを発表した。 
 
 興行はトリプル世界タイトルマッチとして行われる。メイン・イベントのヌジカム、対、村田、他。WBC世界フライ級タイトルマッチ、王者ファン・エルナンデス(メキシコ)に、同級ランキング1位の比嘉大吾(白井・具志堅)が挑戦。WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ、王者ガニガン・ロペス(メキシコ)に、同級ランキング4位の拳 四郎(BMB)が挑む。

 村田諒太を帝拳プロモーションズと共同でプロモートするトップランク社(大手・ボクシングプロモーター)は3月に、村田諒太の世界戦の相手として、WBA世界ミドル級暫定王者ハッサン・ヌジカムの一戦を日本で興行を開催する方針で交渉を進めていることを明かしていた。

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国内、ミドル級の世界戦は実に22年ぶり

 遂に、ロンドン五輪ミドル級金メダリストの村田諒太の世界タイトルマッチが実現する。日本でミドル級の世界タイトルマッチが開催されるのは約22年ぶり。1995年12月19日、WBA世界ミドル級王者ホルヘ・カストロ(アルゼンチン)に、当時無敗の竹原慎二が挑んだ時以来となる。

 22年ぶりにミドル級の世界タイトルマッチが国内で開催され喜ばしい反面、批判の声も多い。WBA(世界ボクシング協会)にはスーパー王者ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)が君臨し、なぜゴロフキンに挑戦しないのかという批判の声は少なくない。

 WBAは、統一王者、防衛回数などファイターの功績、WBAの裁量によってスーパー王座を認定。正規王者より事実上、格上王者という位置づけ。つまり、”正規王者”は2番手なのである。

 今回の王座決定戦は、3月18日に米・ニューヨークで行われたWBA・WBC・IBF世界ミドル級統一王者ゲンナディ・ゴロフキン、対、WBA正規王者ダニエル・ジェイコブス(米)戦でゴロフキンが勝利。空位となったWBA正規王者の王座決定戦という位置づけである。

ヌジカム戦は、国内開催のこれ以上無いチャンス

 たしかに「なぜ、ゴロフキンに挑まないのか」という批判はもっともな意見だろう。正規王者は2番手の位置づけ、メジャー4団体(WBA、WBC、WBO、IBF)となり、世界王者の権威は薄れている。今の時代、世界王者という肩書きだけでなく、いつ、どんな場所で、どんな条件で、強豪と戦ってきたでファイターの評価が決まると言っても過言ではなく、この批判は理解できる。

 しかし、ボクシングの世界は単純に世界ランキングや実力だけの世界でない。ファイターの人気・知名度でマッチメークが大きく左右するビジネス側面が大きい。ミドル級帝王ゴロフキンの主戦場は北米。北米でまだ知名度が低い村田諒太ではゴロフキン戦に名乗りを上げたとしても実現性は低く、日本に呼ぶには果てしない大金がいる。

 もっとも、村田であればゴロフキン戦は望むところだろう。しかし、マッチメークの鍵を握るのは、プロモーターでもあるが中継するホスト局HBO(米・ボ最大手ケーブルTV局)が最終決定権を握っていると言ってもいいだろう

 見込める視聴者件数によって、マッチメークは大きく左右される。つまり、知名度がなく北米にファン・ベースが無い日本人選手が海外でメーンを張ることは現実的とは言い難い。

 一方、帝拳プロモーションズ、トップランク社の意向は十分理解できる。ミドル級の世界タイトルマッチが22年ぶりに日本で開催される。間違いなく日本のボクシング界の歴史に残り、この試合に勝てば、後のミドル級ウォーズのビッグ・ビジネスにようやく入ることができるからだ。
 
 3団体統一し全てのベルト統一を望むゲンナディ・ゴロフキンは次戦、WBO王者ビリー・ジョー・ソーンダース(英)との交渉が開始。2017年6月に母国カザフスタンで開催される万博に向けビッグ・オファーがあるという。ここに村田が入り込むことは困難。ヌジカム戦は、日本開催が現実的でこれ以上のチャンスはない。

 陣営の方針は明確になってないが、WBA正規王者のベルト獲得が、帝王ゲンナディ・ゴロフキンへの伏線だとすれば、例え”2番手”であったとしてもWBA正規王者の王座決定戦に方針を決定したことは十分理解できる。

 ヌジカムは世界的にも知られ、印象的な勝ち方をすればスポットライトが当たることは間違いなく、帝王ゴロフキン戦へのアピールに繋げることができるだろう。22年ぶりのミドル級世界タイトルマッチ、歴史的なことだがこれで終わりではなく、この先も見据えなければならない。

(Via: NHK

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