カネロ、ゴロフキン、ソーンダースどうなるミドル級?!今後のミドル級を占う


ソーンダース陣営、ゴロフキン戦に同意!

 遂にゴロフキンの連勝KO防衛記録がストップ。それまで、ゴロフキン戦を静観していたファイター達が次々に名乗りをあげている。2017年6月実現にむけ交渉が進められているゴロフキン、対、ソーンダース。2017年9月に実現が噂されるミドル級メガマッチの行方を占いたい。

 現在、ゴロフキンは次戦、2017年6月「ワールド・エキスポ 2017」が行われる母国カザフスタンで、WBO世界ミドル級王者ビリー・ジョー・ソーンダース(英)との王座統一戦が交渉中。ソーンダースをプロモートするフランク・ウォーレン氏は、ゴロフキンと交渉中であることを明かし報酬面で合意したことを明らかにした。

 4団体統一を求めるゴロフキンにとって良いニュースであるが、現役復帰を正式に表明したフロイド・メイウェザーJr.(米)の復帰戦の行方次第では、2017年9月に噂される対カネロとのメガマッチの計画に大きな影響を与えることになりそうだ。

 ソーンダースをプロモートするフランク・ウォーレン氏は、「ビリーはゴロフキンとの戦いを望んでいるし、彼はカザフスタンに出向くと言っている。我々もこの戦いを実現させたいと思っているんだ。

 しかし、この戦いをいつまでも追いかける気はない。交渉期限を10日間と設定した。我々は、交渉条件に全て同意。ゴロフキン戦について何の問題も抱えていない。問題は、ゴロフキン陣営が戦いを望むかどうかそれだけなんだ」。とゴロフキン陣営を牽制した。

 ゴロフキン、ソーンダース戦は予定どおり6月に行われる公算は高いだろう。ゴロフキンは、興行面を考えれば対カネロ戦が最大のオプションに違いないが、複数の要因でゴロフキン陣営は恐らくソーンダース戦を承諾せざるを得ない状況になりそうだ。

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メイウェザーvsマクレガーの決定で大きく変わる

 カネロは次戦2017年5月6日、フリオ・セサール・チャベスJr.(メキシコ)と対戦することが決定。一般的にチャベスJr.の評価は低下してるが、実質2階級以上のファイター、フィジカル、パワーの大きなアドバンテージがあり、カネロにとってリスキー、勝つ補償はどこにもない。

 ゴロフキン陣営は、カネロをプロモートするGBP(ゴールデン・ボーイ・プロモーションズ)と交渉を正式に開始するまで、カネロ、対、チャベスJr.戦の結果を待つことを余儀なくされる。ボクシングは決してシナリオどおりに進むものではなく、ゴロフキン陣営が9月にカネロ戦に方針を決定した場合、大きなリスクを背負うことになることは間違いない。

 もう1つは、交渉が進められているメイウェザー、対、マクレガー戦の行方だ。6月に試合実現を望んでいるが、PPV(ペイ・パー・ビュー)メガ・イベントの準備期間として、3ヶ月間では少なく開催日程が変更となる可能性が高い。

 正式決定となれば、恐らく9月のメキシコの独立記念日の週に挙行されることになるだろう。つまり、ゴロフキン陣営がソーンダース戦を回避し、対カネロ戦に方針を決定したとしても、メイウェザーvsマクレガー戦が9月に実現するとなれば、カネロ、対、ゴロフキンのメガ・イベントに大きな影響を及ぼすことになる。

 仮に、ゴロフキンが6月にソーンダース戦に駒を進め、9月にGBPとカネロと交渉を開始したとしても結果は同じ。メイウェザーvsマクレガーが試合実現の障害となる。カネロ、対、ゴロフキン、決定すればHBO(米・最大手ケーブルTV局)が中継。同日、メイウェザーvsマクレガーが試合をするとなれば、PPV購買件数に大きく影響がでる。HBOが承認するとは言い難い。

 メイウェザー、対、マクレガー戦がピンとこない方も多いだろう。筆者もその中の1人である。無敗のまま引退したメイウェザー。現役復帰を表明したとはいえ、現状、ボクシング界でメイウェザーと肩を並べ、PPV興行のイベントで大成功を収めるボクサーは見当たらない。

 メイウェザーが、UFC界で高い興行価値をもつマクレガーにしか目を向けないのも十分理解できる。マクレガーとボクシング・ルールで戦えば、99%メイウェザーが勝つだろう。報酬は2500万ドル(約28億7000万円)メイウェザーにとってマクレガー戦は、イージーな試合かつ大金を掴むチャンスなのである。

9月カネロは、レミューと対戦か?!

 仮に、メイウェザーvsマクレガーが正式決定した場合、カネロは恐らく9月の別日にデビッド・レミュー(カナダ)との対戦に方針を切り替えることを余儀なくされるだろう。カネロ、対、チャベスJr.のアンダーカードにレミューがエントリーしているのはこのためだろう。

 勿論、このシナリオはメイウェザーvsマクレガーが実現することを前提にしたもの。ただ、ゴロフキン、対、ソーンダースの交渉が長引いているのは、メディアで言われている6月にゴロフキン、対、ソーンダースが合意した場合、9月実現のカネロ、対、ゴロフキンのメガマッチの交渉が遅れ、3ヶ月ではPPVメガイベントとして準備期間不足でプロモーションに大きく影響することだけではなさそうだ。

 何れにしても、カネロ、対、ゴロフキン実現の機会は2017年度内。2017年俄然活発になってきたミドル級ウォーズ、そのメガマッチに密接に関わるであろうフロイド・メイウェザーJr.の復帰戦。GBP、K2プロモーションズがどんなシナリオを描くかミドル級から暫く目がはせなくなりそうだ。

(Via:boxingscene) 

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