マイキー、ツラティカニンを失神KO、ライト級の台風の目に

photo by:boxingscene

無敗の王者を失神KO!

 この終わり方を予想していたファンはどれだけいるだろうか。

 WBC世界ライト級タイトルマッチが、2017年1月28日米・ネバタ州ラスベガスにあるMGMグランドガーデン・アリーナで行われ、同級2位ミゲル・アンヘル・ガルシア(米)が、王者デシャン・ツラティカニン(モンテネグロ)を3回KOで下し3階級制覇を達成した。

 筆者もそうだが、復帰2戦目の相手としてライト級無敗のデシャン・ツラティカニンとの試合は、一部ファンの間ではリスキーだと言われていた。しかし、戦慄的とも言えるエンディング。誰が予想していただろうか。はやくも関係者から称賛の声が多く挙がっている。

 ツラティカニンはモンテネグロ初の世界チャンピオン。戦績は22戦全勝14KO、フィジカル、タフネスに優れそれを武器に強いプレッシャーをかけインサイドで自慢の強打で相手を追い込むのが得意。荒いボクシングだが、パワーパンチは階級屈指であることは間違いない。

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次期PPVスター候補

 ツラティカニンとは対照的なのがマイキー。シャープな左を使い、ワンツーが主体、教科書ボクシング・スタイルというべきか。ハンド・スピードを活かしたジャブは階級屈指だ。しかし、決して打たれ強い選手ではなくキャリアでダウンも喫している。華麗なボクシングをするが、打たれ脆い一面もあり、復帰戦でツラティカニンとの試合は無謀という声が多かった。

 しかし、前評とは裏腹に、3回ツラティカニンに対しアッパーで致命傷を与え、左フックで対位を入れ替え、顎への右フックで失神KO。3階級制覇という勲章以上にファン、関係者に対し強烈なインパクトを与えたことは間違いない。

 既に、この試合は米・ボクシング関係者らの間で、2017年ノック・アウト・オブ・ザ・イヤーと呼ぶ声も多く。約30ヶ月ぶりに復帰したマイキーの評価はうなぎ登り。興行をプロモートしたリチャード・シェイファー氏は「次期PPVスター候補だ」。とマイキーを絶賛している。

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リナレスとの統一戦へ

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 ビッグマッチの期待感が高まるマイキーは次戦、WBA・WBC世界ダイヤモンド王者ホルヘ・リナレスとの対戦が義務付けられ、既にホスト局では統一戦実現へ向けて動きだしている。

 しかし、統一戦実現にはリナレスが次戦、3月25日英国マンチェスターで行われるアンソニー・クローラ(英)との再戦を制することが前提条件。初戦は接戦だっただけに勝敗だけでなく試合内容が問われることになるだろう。

 現状、マイキーはTV局、プロモーターとの契約は無い。つまり、リナレスをプロモートするGBP(ゴールデンボーイ・プロモーションズ)、帝拳プロモーションズとのマッチメークに弊害は無く、実現の可能性は高い。

 リナレスvsクローラの再戦については、米・メガケーブルTV局Showtimeが米国での放映権を獲得。以前、Showtimeは中止となったがリナレスvsツラティカニンの試合を中継することを決定している。

 Showtimeがリナレスの試合の中継に関し強い関心があることは明らか、クローラとの再戦の中継に乗り出しのは、近い将来マイキーとの統一戦実現を見据えてのこと。マイキーとの試合が実現すれば、ライバル局であるHBOと共に放映権獲得へ向けバトルになりそうだ。

 ツラティカニンを壮絶KOで葬ったマイキー。暫くは、キャストが揃うライト級で台風の目となりそうだ。

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